虹色サイダー
「・・・・えへ、ごめんね!」
大丈夫だよ!うん。
「・・・・ならいいけど・・・・って、七美先輩・・・?」
真白ちゃんの目線の先には
イケメンと仲良さそうに話している先輩。
・・・・まさかまさかの
「彼氏さんですか?」
・・・これは、そっとしておかなければ・・・・
「わわっ、先輩彼氏いたんだぁ!」
・・・でもさ、非常に行きにくい。
「・・・・真白ちゃんどーする?」
「・・・・行くよ!」
と、真白ちゃんらしくない答え。
そして、目をきらきら輝かせて
私の腕を掴み、ずんずんと歩いて行った。
・・・・本当に、あんな所に行っちゃうの!?
「真白ちゃん・・・嫌だよおお!!」
・・・・と、声がグランド中に響いた。