いつまでも君を見ている
人酔いしそうだな……。

「もうちょい早く来ればよかった……あ、めぐ!」

栞那はそのまま走って行ってしまった。

めぐと言うのは、栞那の友達だろう。

たぶん。

私も栞那の行った方向へ行く。

「ねー、一緒に見ていい?」

「全然おーけー!篠田さんも、早く!」

私の名前、なんで知ってるんだ?

「ふふ、未菜、有名だからね」

栞那はニッコリ笑ったまま、体育館のコートに顔を向けてしまった。

……有名って、悪い意味?

……………で無いことを祈ろう。
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