いつまでも君を見ている
本当に、面倒くさい。

と思う。

「まぁ、ファイトだよ」

他人事みたいに……。

ま、他人だけどさ。





チャイムがなり、HRがはじまる。

「転入生、入れ」

どうやら転入生がくるらしい。

って1人しかいないけど。

「先ほど紹介した七海 怜です。よろしくお願いします」

最後にニッコリ笑う。

……やっぱり、悪魔の微笑みだ。

だって、女子、騒いでるもん。

うるさい。

自己紹介をしたとたん、私は本で顔を隠した。

なるべく、気づかれないように。

「あ、あと篠田 未菜さん?今日放課後に生徒会をやりますので。生徒会室に来てくださいね?」

この努力は無駄だったらしい。

この一言が無ければ、こんなこと思わなかった。

今日は最悪な日だ!!!
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