いつまでも君を見ている
みんな、学校であんなことあったかなんて、知ってるのかな。

「…ちょっと早起きし過ぎて。朝練見てた」

微笑んで答えを返すとみんな安心したように肩をおろした。

「あんなことあった後だからなんか、凄いことするのかと思っちゃった」

「未菜?!」

突然、栞那の声がしてびっくりする。

「栞那……」

栞那が来たのをしらないみんなは、そのまま話を進める。

そこから栞那と喋っていたが、私には栞那が喋ってる内容など、頭に入ってこなかった。
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