いつまでも君を見ている
すると、チャイムがなり、先生が教室に入ってきた。

「ほら、席つけー」

私の周りにいた人たちはみんな自分の席につく。

もちろん、栞那は自分の教室に帰っていった。

HRの内容は先生が話してても頭に入ってこなく、窓の外をボーッと見ていた。

HRが終わり、周りがガヤガヤし始める。

あ、次、体育か……。

ジャージに着替えるため、更衣室に向かう。

途中、藍が話しかけてきた。

「体育、できるの?」

「ううん。見学」

「いいなぁー。だって今日バスケだよ?やりたくなーい」

藍の話していることを笑いながら聞いていた。
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