いつまでも君を見ている
「おはよ!なに突っ立ってんの?」

「ぎゃ!」

「ぎゃ!……って、色気なっ……」

振り向くと後ろにいたのは藍。

……ほっとけ。

どーせ色気ないし。

「ん?なに?それ?」

藍が下を指さす。

下になんかなんにも……。

下を向くとさっきまで手にあったはずのピンク色の封筒があった。

「……げ……」

気づくとあの封筒は藍の手の中。

藍にはバレたくなかった。

のに、バレた。

「どーいうことー?」

お、オーラが黒い、ドス黒い!

やばいよ、藍!!

「は、話す!話すから!」

「わかればよろしい」

藍には逆らえないわ……。

「はぁー……」

深いため息をはく私。
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