いつまでも君を見ている
職員室についた私は放送を流した空手部の先生のところへ行った。

「なんですか、先生」

「ああ、篠田。これ」

先生が渡してきたのは試合の組み合わせ表。

私の名前を探す。

別に不思議なところはない。

「これが、どうかしたんですか?」

「……一回戦の相手、こないだの試合で準優勝した奴だ」

「……」
< 71 / 240 >

この作品をシェア

pagetop