あわ玉キャンディ
「なぁ...」
顎を持ち上げられて、無理矢理上を向かせられる。
こんな真っ赤な顔...見られたくないのに。
これじゃあ、まるで
好きって言ってるようなもんじゃない。
「......」
数秒の沈黙。
ぷいっと目をそむけてみるけれど、霧崎さんに見つめられてるのがひしひしとわかる。
見つめられすぎて、
顔に穴が空いてしまいそうなほどに。
いやだ...
なんで、今日はこんなにいじわるなの?
こういうモード、慣れてないのに。
「...すげぇ、そそる」
ボソっと呟いて、ぎゅっと抱きしめられる。
抱きしめる胸があたたかくて。
恋人同士みたい、って思ってしまう。
ああ、やっぱりあたしは...