あわ玉キャンディ


「なぁ...」


顎を持ち上げられて、無理矢理上を向かせられる。

こんな真っ赤な顔...見られたくないのに。

これじゃあ、まるで

好きって言ってるようなもんじゃない。



「......」


数秒の沈黙。

ぷいっと目をそむけてみるけれど、霧崎さんに見つめられてるのがひしひしとわかる。

見つめられすぎて、

顔に穴が空いてしまいそうなほどに。


いやだ...

なんで、今日はこんなにいじわるなの?

こういうモード、慣れてないのに。






「...すげぇ、そそる」


ボソっと呟いて、ぎゅっと抱きしめられる。



抱きしめる胸があたたかくて。

恋人同士みたい、って思ってしまう。


ああ、やっぱりあたしは...





< 47 / 190 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop