キャバ嬢とボーイの秘密の関係
かなり長い事走っていない為
お店の前にきて息切れしていると

「ごめん紗英香!持ってた~」
と手を合わせて美也が戻ってきた

「持っ...て..たの?..そうか...良か..った」と息切れするあたしに

「これ、走らせちゃったお礼!少し休んで帰ろう」と言って
コーラを差し出してきた

あたしはそれを受け取り
「ありがとう!スポーツの後は、やっぱこれだね」と言いながら
半分飲み干し、プハ-ッというと

美也が笑ってた
でもどこか悲しい目をしながら
あたしの頭に手を乗せ
「辛い時は無理して笑わなくていいんだよ
ましてや、あたしの前だと鼻水垂らすまで泣いても良い
それをあたしは拭いてやるから...
でも泣いた後は一緒に笑おう
それでスッキリした後にまた進めばいいから。進み続ける事だけが大切じゃない。止まる事も大切だよ。紗英香は一人じゃないあたしがついてる!あたしが守る。」
真剣な目をした美也を見てあたしは

何か心を見透かされてるのかとでも思った
でも美也にこんな事を言われて嬉しかった。
だから
「ありがとう!美也もね!約束だよ」
と今度はあたしが手を差し出し.いつもバイバイをする場所まで向かった
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