うさミミ!~兄と王子と幼なじみと~「ヲタは××できないなんて、言わせないんだから!」(仮)



「お前のせいであのあと生徒指導室行きだったんだかんな!」


は?そういえば帰り咲いなかったけど……。


「なんで?あたしなんかしたっけ?」


「お前が“和泉君が答えてくれるそうで~す”とか言ったせいで!お前はいつも寝ているな、とか、いかがわしい雑誌は没収だ、とか言われたんだよ!」


「え、エロ本没収?あははは!」


と、笑いながら制服を脱ぐ。



「あの本がないと俺……、ってうわぁぁぁぁ!!」


「ん?」



ちょうどブラウスを脱いだところで、顔を真っ赤にした咲。



「なんでお前はフツーに男の前で脱ぐんだよ!//あれか?俺の前でだけか?」


「そう、咲だから」


「それ……喜んでいいのか!?」


「あたしの体なんてもう見慣れてるでしょ?」


「だからって下着をどうどうと見せんな!//」



「なに?ムラムラする?」



「………そ、そりゃあ//」




ま、華麗にスルーした。


ピンクのだぼっとしたスウェットを着終え、ベッドにダイブ!



「うはぁ~~幸せ♪あ、そえばね~あたし彼氏探し始めたの!」




「…………………は?」



「詳しく言うとイケメン探し(笑)」




咲の声のトーンが下がる



「なんで急に」




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