あなたは幸せですか?
引っ越し
「美優ーっ、そろそろ出るわよ~!」
1階からお母さんの声が聞こえてきた。
「は~い」
あたしは残りの荷物をまとめて部屋を出た。
階段の下にはすでにお母さんが用意をして待っていた。
靴を履き家の中を見渡した。
家の中は空っぽ。
家具も何もない。
当たり前。
あたし達は今日、引っ越すのだから。
目の奥が熱くなり涙が出そうになったがグッとこらえた。
「お母さん、行く前に李紗のとこ寄っていい?」
「李紗ちゃんのとこならママも李紗ちゃんママに用があるから行くわよ」
「そっか。ありがと」
あたしは車に乗り込んだ。
流れて行く家を眺めながらため息が出た。
李紗の家にはすぐ着いた。
4つ隣の李紗の家。
この家に遊びに来るのも今日で最後。
車から降り李紗の家のチャイムを押す。
♪ピンポーン♪
《はい?》
李紗のお兄さんが出た。
「あ、美優です」
《あ~、李紗ね。ちょっと待ってて》
ガチャン
するとすぐ李紗は出て来た。
「美優~!!」
すでに李紗は泣いていた。
「李紗~」
とうとうあたしの涙腺も崩れた。
「あらあら、2人ったら。も~」
李紗のお母さんが出て来た。
「すみませ~ん、も~。ほら美優、ちゃんとお別れして」
お母さんがあたしの肩を優しく叩いた。
「李紗、今までありがとう。李紗と過ごせてホント良かったよ!!」
「李紗も美優と過ごせて良かった!引っ越しても李紗のこと忘れないでね!?」
そう言いあたし達は最後のお別れをした。
1階からお母さんの声が聞こえてきた。
「は~い」
あたしは残りの荷物をまとめて部屋を出た。
階段の下にはすでにお母さんが用意をして待っていた。
靴を履き家の中を見渡した。
家の中は空っぽ。
家具も何もない。
当たり前。
あたし達は今日、引っ越すのだから。
目の奥が熱くなり涙が出そうになったがグッとこらえた。
「お母さん、行く前に李紗のとこ寄っていい?」
「李紗ちゃんのとこならママも李紗ちゃんママに用があるから行くわよ」
「そっか。ありがと」
あたしは車に乗り込んだ。
流れて行く家を眺めながらため息が出た。
李紗の家にはすぐ着いた。
4つ隣の李紗の家。
この家に遊びに来るのも今日で最後。
車から降り李紗の家のチャイムを押す。
♪ピンポーン♪
《はい?》
李紗のお兄さんが出た。
「あ、美優です」
《あ~、李紗ね。ちょっと待ってて》
ガチャン
するとすぐ李紗は出て来た。
「美優~!!」
すでに李紗は泣いていた。
「李紗~」
とうとうあたしの涙腺も崩れた。
「あらあら、2人ったら。も~」
李紗のお母さんが出て来た。
「すみませ~ん、も~。ほら美優、ちゃんとお別れして」
お母さんがあたしの肩を優しく叩いた。
「李紗、今までありがとう。李紗と過ごせてホント良かったよ!!」
「李紗も美優と過ごせて良かった!引っ越しても李紗のこと忘れないでね!?」
そう言いあたし達は最後のお別れをした。