恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「おぅ、遅くなった」

「なにかあったの? もう15分も過ぎてるよー」

「キララに追いまわされてさ……疲れた」

ため息をつき、当麻くんは私のとなりにしゃがみこむ。




「キララちゃん、いい加減当麻くんを諦めてくれないかなぁ……」

「だな。最近さ、勝手にオレの弁当まで作ってくんだって。マジで困る」

「えっ!? お弁当作ってくるの?」

「いらねーつってんのに……」

「……あ。っていうか、当麻くんお弁当は?」

「へっ!? うわ、慌てて逃げて教室に忘れてきた」




「じゃあ私のあげるね。足りるかな」

「でもな、さやが足りねぇよな。学食行って、なんか買ってくっか」

当麻くんが立ち上がったとき、誰かがコッチに歩いてきた。





「見~つけた。当麻様! もう、逃げちゃダメ!!」

歩いてきたのは、なんとキララちゃんだった。

あぁ……見つかっちゃった。

当麻くんは、ウンザリって顔をしてる。


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