恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「キララって……あのオンナ?」

悠馬くんが苦笑いしてる。

「うん。当麻くんにお弁当作ってきてくれて……」

「そーいや、よく追いかけまわされてますよねぇ。

当麻先輩、諦めて付き合えば?」

「バカかお前。つーか、悠馬が付き合えよ」

「冗談キツ! それなら、さやさんの方がマシかな~」




ちょっと、『マシ』ってなによ!

そう言おうと思ったら、当麻くんが悠馬くんにタックル。

「悠馬なんかにやるかよ。つーか、お前ならチョロいよな。

キララ、落としてみ? そしたら、好きなモンなんでも買ってやるから」




当麻くん、なに言ってんのー?

それって、爆弾処理と変わらないような気が……。

さっき悠馬くんとその話をしたばっかりなのに。

「あ! オレ、利用する気? ひどいな」

「でな、ついでにキララんちに住ませてもらえ?

アイツ、あぁ見えてもお嬢だからな、なに不自由ナイ暮らしさせてもらえるぜ~」

当麻くんは、本気なんだか冗談なんだか、

そんなことを言っていた。


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