恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
教室内がいきなりザワつく。

……ん?



「さやさ~んっ! 帰りますよ?」

うわ……出た。

教室の入口に、悠馬くんが立っていた。

しかもそんな大声で叫ばなくても……。



クラスのコたちの好奇の視線を浴びながら、

カバンを持ってスタスタと悠馬くんの元へと向かう。

「……あれっ、愛想ナイな~。さやさ~ん?」



さっき私に文句言ってた時とは違い、ニコニコとした笑みを私に向けてくる。

「大声で呼ばないでよ……」

「え、だって2年の教室入り辛いし?」

……よく言うよ。

全然そんなタイプに見えないんだけど。



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