恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
私の前を歩く悠馬くん。

髪型、背格好、制服の着崩し方や歩き方。

……ホントに当麻くんとよく似てる。

たまにチラチラ私の方を振り向いてるのは、

逃げないか気にしてるのかな?

クルッと振り向いたその顔は、やっぱり当麻くんとは違うんだけど。



たいして会話もないまま、ウチに到着。

「送ってくれてありがとう……」

「いーえ。じゃ、帰ります」

ペコリとお辞儀して、また直立。

ジッと私を見つめてる。

「え……なに?」

「当麻先輩と一緒ん住んでるって……マジなんですよね?」

「そ……そうだけど。学校でバラさないでよね?

悠馬くんが言うと、当麻くんを困らせるコトになるんだから」




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