恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
「富士先生、私……ちょっと見てきます」

「大丈夫よぉ、絹川くんならウマくかわしてるんじゃないの?」

富士先生は笑ってるだけで全然大事には感じてないみたい。



最近先生に呼びだされるコトなかったし、

それだけに、気になるんだよね。



富士先生を置いて先生指導室へと走ってく。

扉は閉められていて、中の様子がわからない。

……よし。



――トントン。

部屋をノックすると、しばらくして戸が開いた。



中から出てきたのは、いつもジャージにサングラス。大柄で多少コワモテの中園先生。

受け持ちは保健体育で、サッカー部の顧問もやっている。



「お、皆川か。……ダンナを迎えにきたのか?」



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