恋するキャンディ3私だけの甘々不良彼氏
お~い、中園! 手助けしろって。作文なんかできっかよ……。

うぉ、文章力ねぇっ」



……部屋の中から当麻くんの嘆き声が聞こえてくる。

ホントにいたんだね。



「絹川。嫁さんが来てるぞ? 帰りたいならさっさと書け」

嫁……。またまた照れちゃうよ。

「えっ、まさか……。お、さや! ちょっと待ってろよ?」

当麻くんが中からひょっこり出てきて、顔を覗かせる。

「当麻くんどうしたの?」

「中園に監禁中ぅっ……」

「絹川! さっさと書け」

中園先生に怒られ、苦笑いしてる当麻くん。


ふたりでまた中に入ってしまい、しばらくして当麻くんだけが出てきた。

「……どうしたの?」

「ん? 昼休み、空き教室の使用禁止令がでた」

「ウソッ!!」



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