モテ彼×ブキヨウ彼女
ところが、固まったあたしを見た凪ちゃんは、
何を勘違いしたのか、あたしを肘でつついてくる。
「なぁに、円香?
もしかして、想像しちゃった?」
「はっ?!」
「大丈夫!
あたしたちみたいなラブラブちゅーを、円香にもさせてあげるからね!」
「いや、あの…!」
断わろうとするあたしの言葉など、一切聞かず凪ちゃんはクローゼットの方へ向かう。
凪ちゃん…
あたしには、何が大丈夫なのかさっぱり分からないよ。
開かれたクローゼットの中には、
可愛い系からセクシー系まで、
これでもかっ!と言うほどの洋服とメイク道具が揃っていた。
「今日から1週間、
あたしの指示に従ってもらうから」
そう言って、恐ろしいほどの笑顔を見せる凪ちゃん。
そして、この日から…
『円香変身計画』と名付けられた、
凪ちゃんの計画がスタートしたんだ…。