涙が愛しさに変わるまで
サラダを出すと本当に嬉しそうに笑ってくれた。
この人、好きだな…
そう思ったときだった。
「真依っ!!!」
「千夏さんっ!?」
思いっきり抱きつかれた。
一瞬だけ見えた、嬉しそうな笑顔と綺麗な涙を。
「こら、千夏っ!!お客様の邪魔やろーがぁっ!真依っ!お前は今日授業さぼったんやって!?後で説教じゃ!」
店長は千夏さんの頭を掴みながら厨房の奥へ行った。
でも、説教されてもいいや。
そう思えたのは、千夏さんの表情が嬉しそうで輝いていたから。