涙が愛しさに変わるまで
こんなにも好きなのに、どうして気持ちは伝わらないのだろう。
違う。
伝えられないのだろう。
………いや、1回伝えたことはある。
幼稚園の時。
『し、修!!好き!』
もう、何年も前なのにどうしてこんなに細かく覚えているんだろう。
今でも覚えているのは、胸がキュウッと締まる感触。
真っ赤な顔をしながら必死に言った。
なのに……
『俺、お前みたいなひねくれ者より素直で可愛い子の方が好きやし。』