涙が愛しさに変わるまで




「なによぅ。美人に言われたって嬉しくなんかない。」


「そりゃどーも。」



何だかんだ言いながら、話してるとチャイムが鳴り、席に座る。



そのとき、移動をしている隣クラスが廊下を歩いていた。

その中で中井さんを見つけてしまった。


そして、手を振っていた。

あの角度なら、修だな。



胸がチクチクする。


傷つくのは嫌い。

けど、傷ついたって修が好き。



それでもいいんだ。


修が好きなんだ。








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