涙が愛しさに変わるまで
それに比べてさらさらでつやつやな長い髪。
「にしても、中井さん怖いなぁ。」
「え?」
前の席に足を組ながら座った愛子がいきなり、驚きの言葉を言った。
「なんで?」
「噂が広まった瞬間に積極的になったな。なんか、怖いわ。」
言われてみればそうかもしれない。
「でも、恋しとんやから当たり前やん?」
そう言うと愛子は笑った。
「うちもそうなれればえぇけどな。」
――え…?
もしかして愛子、恋してる?