彼氏はホスト
「メールきた!ねぇ見てこれ!」


そう言ってゆぃは嬉しそうに携帯画面を美紀に見せる。


「よかったじゃん!てか、お似合いだったよ。普通にカップルっぽかった。押せばいけるんじゃね?頑張れ!」



「え〜そうかな?でも所詮ホストだよ?」



「‥まぁね〜」



しばらく沈黙になった。


「二人で会えばうまくいくかもよ?」



「ん〜、どうだろうね〜。夜系は最初だけはうまくいくからね」



「だよね!最初だけあげるだけあげて落とされるもんね‥」



「とりあえずテキトーに様子みてみる☆」





口ではそんなこと言ったけど、心の中では彼と付き合いたいって思ってた。


今回はなんかうまくいく気がするんだよね‥



そう思ったのもつかの間だったけど。
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