しゃぼんだま
「何やってんだこの馬鹿アマァ!!
クソガキィッ!!」

「…すみません……」

「ぁん!?
声がちっせぇ声出せ声!!」


バンっ…

肩を打った。
痛い。痛い、痛い………


「あんたー?
仕事遅れるよー?
こんな馬鹿に構ってる暇無いんだよっ
私がたっぷり叱っとくから仕事行ってらー」

「おっつ…
危ねえっ行ってくらぁ」


気色悪い。気持ち悪い。
こんな家、もう嫌だ……



「幸恵!この阿呆ドジバカ!
死んでこいやーっぁん!?なんだその目!
気持ち悪ぃ吐き気するわ…」

なら見んなよ。
こんな生活、普通じゃ無かったんだね。
みんなこんな家族だと思ってた。
だから早く大人になりたかった。



違うぢゃねーか。





「ごめんな、さい。ごめんなさいごめんなさい…」

「何泣きそーな目ぇしてんの?
キメーだけだから。
ってか感謝して欲しいぐらいなんだけどw
ぁんたに立派になって、痩せてて綺麗な人にならしてあげるために私ぁ
叱ってんし、食事も少しにしてあげてんだよ。
第一学校行かせてあげてんのに、なんで頭悪いままなの?!
こんな子供が欲しかったんぢゃないんだけど、なッ!!」

「…ぐッ……」


お腹蹴られた。
気持ち悪い……

ほんとに死んでやろーか。
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