*Rainy*
「シズクさん、もしかして今日つまんなかったですか?」
駅に着くと、カズタカ君は不安そうに瞳を揺らしてそう言った。
「そんなことないよ。」
そんな彼に、私はうまい言葉をかけてあげることもできない。
「けど、シズクさん、あんまり笑ってなかったし…。」
「そんなことないってば。」
「…ありましたよ。俺が年下だから遠慮してるんですか?」
「なにが?」
「思ってることがあるならハッキリ言ってくださいよ!!」
「だから、ないからっ!!」