独身マン
「まぁ、春ちゃんに限って、それはないですよ。 (てか、どうでもいいんじゃない?) 私も仕事場でした約束しか遊べないですもん」


「そ~なんだぁ」



それを聞いて、少しホッとした。



「でも若いっていいなぁ。 俺の年になると既婚者増えてさ。 遊んでくれる友達とかいないしぃ」



さえ:(あー、そう)



「仕事仕事で、彼女もできないし。 出会いないし・・・」


「うーん・・・」



さえは首をかしげた。



「でも社会人の出会いの場なんて、職場が多いと思いますよ? 学校も行ってないし、ココが一番の出会いの場所ですよ」


「・・・」



このとき正義は心の底から笑うことができた。 この子なら信用できる。 そう感じた。



「そーだよね」


「そうですよ」



頑張って、デートに誘ってみよう・・・。
< 115 / 258 >

この作品をシェア

pagetop