独身マン
「ねーねー、さえちゃんって、他の誰か2人(男)と食事しに来た事あるの~?」


「え? 仕事の人? 春海ちゃんとはよく仕事帰り遊ぶけど?」


「あ~、言ってたよね~。 でもさー、あの子意味わかんなくねー?」


「天然かな?」


「やっぱそう思う~? なんか、あの子から携帯番号聞いてきたのに連絡ないしさぁ~。 送っても返事ないんだよね~」



さえは首を傾けた。 髪の毛がさらりと肩から降りる。 その仕草に正義は思わず胸がキュンとなった。



「んー・・・。 前にも言ったけど、春海ちゃんはそう言う子だから、気にしないのが一番だよ。 ワザとじゃないんだから」


「そっか~。 さえちゃんは優しいんだね~。 俺なら我慢できねーし」


「そのわりにはメールいれてるんでしょ? よく春海ちゃんから聞くし。 昨日も朝いってたよ」



ドキーンと正義の胸は跳ね上がった。 



「い、いや~。 なんていうか、やっぱり仲良くなるためにはメールしなくちゃなって思って~」


「じゃあ、やっぱり今日も誘えばよかったよね」


「う、う~ん。 でも両手に花じゃ、俺ウハウハになっちゃうしぃ~」


「ふーん」



そして相変わらずにやにやしながら正義は爆弾発言をした。



「あ、俺って、チャラ男?」


「は?」



思わず冷たい口調で聞き返したさえ。
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