独身マン
一方さえたちは。


「ちょっとトイレいってくるよ」



春海は昼食後に席をたった。 暇になったさえは携帯電話を見る。 ・・・。 正義からの返事がきていた。



(コップでも割ったか・・・)



とりあえず内容をチェックした。



内容

『どうやったら彼女ができるのかなぁ。 春海ちゃんにも嫌われてるし』




(なんか、やたらと暗いんですけど・・・)



返信

『春海ちゃんが嫌ってることはないと思うけど?』



正義はそのメールを見て腹が立った。 だったら、どうして連絡くれないんだ! と。




内容

『春海ちゃんが嫌ってることはないと思うけど? (さえが入れたこと、嫌味でそのまま使いまわししてきた)

春ちゃんのデーター消去した。 間違いでも気にせず、思い立ったらそく行動するべし。 どーだー。 あっはっはっはっは』



「・・・」



ひいた。 意味がわからない。


さえはこのメールがむかついたのだ。 なにか言い返してやらねば。 とりあえず探りを入れる。



返事


『何かあったんですか?』



正義は即座に返信した。



『だってさ。 自分から番号聞いておいて、電話しても返事くれないし。 昨日も2回電話したのにさ。 ありえないじゃん。 もうあの子には連絡しない』
< 187 / 258 >

この作品をシェア

pagetop