振り向いてッ!

04*イチャイチャ





―キィ

屋上のちょっとさびれたドアが高めの音を出して開いた。

「うわっ、くそさみぃ」

季節は冬。

真冬ですよ。

「でも、日が当たってるからそうでもねーよ?」

黎哉は澄ました顔で言った。

お前が変なんだ!とでも言いたげな堅史をあえて無視した、黎哉。



< 34 / 60 >

この作品をシェア

pagetop