振り向いてッ!




「黎哉くん?」

「なんです?」

「黎哉くん大好き!!」

「……」

無言ですか。

でも、慣れた。そこも好きなんだもん。

「黎哉くーん!!」

ギュッと抱きつくと、黎哉くんは目を細めた。

「先輩。俺……」

「ん?」

「もう行きますね」

私を離し、スタスタと歩き出した黎哉くん。

えっ!!なんですか、それ!!



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