学園Princess


彼は
何も言わずに
抱きしめる腕の強さ
だけをつよめた。

『私が…ヒック…
いけない…の…ヒック
ヒック…私…ヒック…が
幸せ…なんか
ヒック…ヒック ヒック…
願ったり…
した…から…ヒック』

「お前は
悪くない。
幸せだって願って
いい。」

私を
抱きしめながら
そう言ってくれた。

『竜…也』

「愛梨?
お前は独りじゃない。
俺が
ずっと一緒にいる。
何があっても。


こんな時に
不謹慎かもしれない。
けど、
お祖父さんは
お前の幸せを
1番に祈ってる
と 思う。
だから
今…伝えさせて?
愛梨。
俺は、お前が





















好きだ。」

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