学園Princess

stormy‐荒れた感情‐


次の日、
ゆみ や 海夏は
欠席していた。

篠崎さんや
原西さんも
学校には来なかった。

昨日の一件もあり
みんなが
私を軽蔑していて
悪口など言われたり
したけど
気にも、留めなかった。

あっという間に
放課後になって
帰ろうと思い、
校門に向かい
歩いていると、
「榎本さん。」
振り向くと
担任の先生が
立っていた。
『はい?』
「今日、藤田さん
お休みでしょ?
だけど、今日、
委員会があるの!
でね?
代わりに
出てほしいのよ。
お願いできる
かしら?」
『はい。』
「あら。
ありがとう。
藤田さんは
体育委員だから
体操着に
着替えてから
委員会に出席
してちょうだいね。」
『分かりました。』
「じゃあ
お願いね!」
と 言って
先生は 戻って行った。

{そっか。
ゆみ、体育委員
なんだっけ。}
と 思いながら
委員会に出る為に
教室へと
引き返した。

< 65 / 147 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop