学園Princess
solitude*゜孤独さ

bouquet‐花束‐



次の日。
日曜日で
車の交通量が
多い。
家族で出掛けたり
するんだと思う。
だから
私の1番嫌いな
曜日。

『おはよう
ございまーす♪』
「おはよー!
日曜日なのに
ありがとねー!」

そう答えるのは
美咲さん。
美咲さんは
バイト先の店長さん。
明るくて、優しくて
まだ22歳ぐらい。
だから
私にとって
お姉ちゃん
みたいな人。
今日はバイトの日。
日曜日は
いつもバイトに
してる。
働いてると
寂しさとか
忘れられるから。

「愛梨ちゃーん」
店先から
美咲さんが
私を呼ぶ。
『はぁーい』
ショートエプロンを
着けて、
美咲さんの方へ
行く。
「これ!
配達、頼んでいい?」
『はーい♪』
「宜しくねー☆」

渡されたのは
すごく大きな
薔薇の花束。

『配達場所は…
《rose*house》か。』
{だから、
薔薇の花束!}

しばらく歩いて

『えっと…
あ、あった!!
って…
可愛いお店♪』

ピンクがベースの
可愛いお店。

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