Reality~切ない恋の唄~
初めて作詞したデビュー曲。
「歌唱力があるやつは詞がシンプルでも伝わるけど…
お前の場合は歌詞がよくないとな。」
何回も書き直して、
今では最初と全然違う内容になってしまった…。
ようやく確定した詞で歌いこむ。
鏡ごしに
私を見守る先生。
一曲歌い終わったのに、
先生の反応がない。
いつもなら
よくワンコーラスで止められるのに…
フルコーラス歌いきってしまった。
「龍二先生…?」
先生のほうに振り返る。
ーカクン
あっ、
先生がうなづいた。
でも、返事はない。
しばらくすると…
ーカクン
またうなづいた。
あれ…?
もしや…
先生、寝てる…!?
「歌唱力があるやつは詞がシンプルでも伝わるけど…
お前の場合は歌詞がよくないとな。」
何回も書き直して、
今では最初と全然違う内容になってしまった…。
ようやく確定した詞で歌いこむ。
鏡ごしに
私を見守る先生。
一曲歌い終わったのに、
先生の反応がない。
いつもなら
よくワンコーラスで止められるのに…
フルコーラス歌いきってしまった。
「龍二先生…?」
先生のほうに振り返る。
ーカクン
あっ、
先生がうなづいた。
でも、返事はない。
しばらくすると…
ーカクン
またうなづいた。
あれ…?
もしや…
先生、寝てる…!?