Reality~切ない恋の唄~
少しでも不安が消えるように、
シーツを握りしめた。



「子供は早く寝なさい。
俺は、まだ仕事が残ってるから。」

先生はそう言って、
私の肩まで布団をかけた。



「先生、どうして…」

やっとの思いで声を出した。



「お前は…俺のかわいい生徒だ。」

私をなだめるように微笑む先生。



先生は私に背を向けて、
リビングへと歩いていく。
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