Reality~切ない恋の唄~
その手を握っていいかわからなくて固まる私。



「お前、嫌われてるな。」

壁によりかかって、
遠くから眺めていた遼さんも私に近寄る。



これで完全に包囲されてしまった…。

四人に囲まれた私は、
右に行くことも左に行くこともできない。



「舞ちゃん、僕のこと嫌いなの?」

親に捨てられたような目で問いかける和樹さん。

「いえ…そんな。嫌いじゃないです!」

和樹さんは
テレビでのイメージ通りまっすぐな人みたい。



「じゃあ、舞ちゃんはStreamの中で誰のファン?」

龍二先生とは違った意味で単刀直入である…。



四人の顔を交互に見比べる私。

なんて答えたらいいんだろう…



橘さんが出て行ったドアを見つめる。

ドアが開く気配はなかった…。
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