Reality~切ない恋の唄~
…えらいことになってしまった。

どんなふうに歌って、
どうやって戻ってきたんだろう…

気がつくと、
自分の控え室で座っていた。



優しい橘さんは怒ったりしないけど、いつもの爽やかスマイルはない。



橘さんに合わせられる顔なんてないよ…



お互いにかける言葉が見つけられず、部屋の中は静まりかえっていた。



ーピリリリ

携帯の着信音が響きわたる。



橘さんは私に背を向け、
壁際で話し始めた。



「お疲れさまです。橘です。」
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