“スキ”を10文字以内で答えよ
何で自分が官能小説家になったのかは、よく分からない。
気付けば私は所謂“売れっ子”になっていたのだ。
私が書いた小説を読んでくれる人が居る。
そう思えるだけで十分。
それに、私一人が生活していくにあたっての、十分すぎるお金もある。
私を担当してくれている、凛子さんも優しい。
妹のように可愛がってくれるが、〆切には厳しい。
それでも、私が書いている内容が“アレ”な小説も、嫌な顔一つせずに最後まで読んでくれる。
でも、同級生と教員にばれてしまうのだけは勘弁。
軽蔑されそうだから。
尤も、されてもおかしくはない事をしているのは、私の方だが。