君と桜の木の下で。
「それはどーも」




里緒は頬を膨らませている。





「流さないでよ〜。私、夏樹のことめっちゃ愛してるんだからね〜!」





里緒は首に腕を絡ませてそう言った。





俺はため息を大きくついた。





「お前、酔いすぎ。酒臭い」




里緒は俺が来る前から出来上がっているみたいでかなり酔っていた。





「だって、上司が〜〜〜」





「はいはい。話は中で聞くから」





俺は里緒を支えて店に入った。





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