オタク女とアナログ男
「えっと、一君とユメ君…で良いかな?
私の事はそのままミーコで良いです。
今日は菜々子お姉様の代わりにお夜食をお届けに参りました!
お金は菜々子お姉様の物なので偉そうな事は言えないんですが…
たくさん食べてくださいね!」
後ろにあったお夜食をバンッと前に出すと二人はおぉっ!と飛び付いた。
若いなぁ、と思って見ていると総司郎君が苦笑しながらジュースを手に取って私の前に差し出した。
「美琴さんもどうぞ。
時間があるなら少し居てくれませんか?
もう夜も遅いし、後少しで終わるので」
送らせて下さい、と耳元に口を寄せて小声で囁く総司郎君に私の肩が震える。
な、なんて胸キュンポイントの高い事を…!
最近の高校生、侮るべからず…!