結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 理人の母親は情人の子である俺に優しくしてくれた。


 でも…自殺した親父の後を追った。


 熱にうなされているせいか…色んなことが走馬灯のように脳裏を駆け巡る。




 いいコトも悪いコト…


 夢の中でも俺は…ベットに寝込んでいた。


 ジィちゃんが死んで母さん一人で…切り盛りしていた店。


 俺が風邪で寝込んだために…店を休むことになった。


 氷枕の氷が溶けたら…すぐに母さんは取り替えてくれた。


 そして俺の額に触れて…熱が下がったかどうか確かめる。


 夜明けまで…俺を寝ずに看病してくれたことが何度かあった。

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