結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 「……君はここで何してる?」


 「…別に…観光です」


 「観光?…俺も今…ヒマしてる…。俺も観光に付き合ってやる」


 「えっ!!?」


 如月さんは私の右手を馴れ馴れしく掴む。


 「わ、私は!!?」


 「金ならいくらでもあるし…観光なら俺に任せろ!」


 私は如月さんの強引な態度に押されて、公園から連れ出される。
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