結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》

 「俺には関係ないけどさ。あのホテルのフロアは…スイートルームしかな
いフロアで…父親と娘で来る場所じゃないから…」


 「……」


 如月さんは私とあの人の関係に勘付いている!?遠回しだけど…そんな
ニュアンスが含まれていた。


 「……水割り作って…」


 考え込む私に如月さんが水割りを要求。
 そう言われても…さっきも失敗して…
 純子ママに注意されたトコ。


 「……どうしたの?」


 「わかりました」


 水とお酒の配分は教えてもらった。私は意を決して…水割り作りに挑戦!


 「ぷっ」


 如月さんは吹き出し笑い!!


 「…水割り一つ作るのに…目を血走らせる…キャバ嬢って初めて見た…ははっ~」


 人が必死に作っているのに…如月さんは大笑いした。
< 30 / 240 >

この作品をシェア

pagetop