結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》

 何て失礼な人……。


 でも…私も釣られて笑いが零れる。


 如月さんと居ると忘れた感情が私の中に湧き上がる。


 楽しいと思える気持ち……。


 ドス黒く変色してしまった私の心に彩を如月さんはくれた。


 何とか…頑張って氷も落とさず…水割りが完成。



 「どうぞ~」


 グラスをコースターに乗せて如月さんの前に置く。


 「味は美味いの??」


 「保証出来ません」


 「お客様に商品を提供する時は…キチンと保証をするぞ~保証出来ないモ
ノをお客様に提供したら…クレームとして返って来る」


 私は如月さんにそう言われ…自分で水割りを味見。


 「おい!!?」
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