結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 初めて口にしたお酒の味に喉が熱くなって、咳が止まらない。


 「……たくっ~困ったキャバ嬢だ」


 如月さんは苦しく咳き込む私の背中を摩ってくれた。



 「どうしたの?神ちゃん」


 心配で私たちのテーブルに来た純子ママ。


 「ママ~水持って来て!」


 純子ママはカウンターに行って…私のために水を持って来てくれた。


 「すいません~><」


 私はずっと謝ってばかり…。

 
 如月さんは氷が溶けて薄まってしまった水割りを飲んでいた。


 「……お客様に出す…水割りを飲むとは…キャバ嬢失格だ…」


 「……でも…味見しろって」


 「しろとは言ってない…一般論を言っただけだ」


 私のキャバ嬢…1日目は終った。
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