結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 車内の運転席で…シートを倒して津村は昼寝中。


 気持ちよさそうに眠っている…。


 俺は無粋だが…運転席の窓を叩いた。


 「……へっ!?」


 津村はいきなり飛び起きて、窓の外を見る。
 そして、慌てて出て来た。


 「申し訳ありません!!勤務中なのに…ついウトウトしてしまって」


 津村は深く俺に頭を下げる。


 「…別にいいさ~。それよりもお前は昼メシ食べたのか??」



 グ~ッ…津村が答える前に…腹の虫が鳴った。

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