結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 社員たちも皆がそう噂していた。

 
 俺は若菜に指一本…触れていない。いや手は繋いだか……。


 「まあ~KISARAGIの社長様が17歳の少女に手を出したことがマスコミにバ
レたら…それこそ淫行だと叩かれますからね」


 咲弥の言葉はリアル過ぎ。
 手を出してないのに…俺は変な汗を背中にかく…。


 「デキ婚なら…結婚を急ぐのも納得が出来る」

 蓮まで…俺をデキ婚だと疑う始末。


 「…俺たちは出会ってまだ10日目だ…手を繋いだことしかない!」


 二人の瞳はキョトン。


 「「……」」



 二人して無言……。


 俺たちの間に妙な空気が漂う。
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