結婚契約~私の旦那さまは碧い瞳の社長様~《完》
 「……」


 控えに戻って…私は先に白無垢を脱ぎ…イブニングドレスに着替える。



 そして椅子に座って…大きく息を吐いて心を落着かせる。


 この結婚は契約結婚で…すべてが偽装…如月家の後継者の話は私には関係ない。



 でも…こんなにハデな結婚式、披露宴をして…私たち…どうなるの??



 「色ドレス姿の若菜…いいなあ~♪」


 神さんが控え室に戻って来た…。


 「…疲れたか?」


 「別に……」


 「後…もう少しだ…若菜…頑張ろう☆」


 「はい」

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