白き竜のジュリエット

散り行く恋花



「お話し下さい真実を…
ウェールズ・シン・レッド様」


アルはひざまずき
自分の祖父を見上げた


「…………なんの事だ」

ウェールズ・シン・レッドは
アルの言葉に見向きも
せず公務に励む


「赤染めの虐殺……
あれはサクソンが主犯では
ありませんよね?」


アルはシンを睨みつけた




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