恐るべし隣の山田メガネ君

そして、そんな風に出会う事が難しい胸に響くBL本を厳選して持って来たのが、今この私の部屋にある本達なのだ。


山田メガネっ!お前がさっきまで座ってた本なんか私のお気に入り中のお気に入りなんだぞ!


なのに、なのに…


ソレを売れと!!!



『お前のオアシスだか何だか知らねぇが、さっさと売らねぇと増えるばっかだろうが。』



増えちゃ悪いのか!!!


むしろ私はお気に入りを増やして行きたいんだよ!



「私は増やしたいのっ!」



山田メガネの傍若無人ぶりにムカつきながら反論していると、


山田メガネがおもむろにメガネに手をかけた…


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